ベトナムスズキの大野晶三社長:「ベトナムの大きな未来に貢献していきたい」

Business    • 2019年07月19日

創業から現在までの23年間、スズキはベトナム市場で活動されています。今回、ベトナムスズキの大野晶三社長が、ベトナム市場における利点と困難さを明かしてくださいました。

ベトナムスズキの大野晶三社長

1.ベトナム市場でのブランド競争が激しい中で、スズキは市場を守るためにどのような製品、またどのターゲットセグメントに注力されて来たのでしょうか。また、していく予定でしょうか?

二輪、四輪とも現在の市場でのシェアが低く、とても優れた業績とは言えない状況ですが、比較的早くからベトナムに進出した日系企業として、ニ輪、四輪共ベトナムでスズキの名前を知らしめることができているのではないかと考えています。ベトナム国民の皆様の生活を支える商品を、都市部から地方まで、幅広く提供させて頂いると自負しております。

四輪車では、まずはスズキが得意とする小型商用車を軸にして参りました。

20年以上の経験の中で、お車に問題が生じても直ぐに対応し、お仕事に支障を来たさないサービス体制を構築していることが弊社の強みです。

今後は乗用車の需要が確実に増えて参りますが、我々は特に新規でお車を購入される方に興味を持って頂ける様な商品を随時展開していきたいと考えております。

二輪車に関しては、市場の9割近くがスクーターや廉価なアンダーボーンなど、コミューター用途で構成されるなか、スズキはここ数年、マニュアルクラッチが付いたスポーツタイプの二輪車を投入し、ライディングの楽しみを発信することに主眼を置いてまいりました。これにより他銘柄とは異なる位置づけを確保し、コアなモーターサイクルファンをスズキブランドにひきつける事に注力し、スズキ・モーターサイクル=男性のバイクというイメージも湧きつつあるようです。

今後も、乗る楽しみをお客様に伝えられるような商品の投入、活動を行って参ります。


2.「Way of Life」というお馴染みのスローガンの他、スズキは「Small car, Big future」というスローガンも持っているようです。スズキがベトナム市場に届けているこの「大きな未来」とは何でしょうか?

ベトナムスズキの大野晶三社長

スズキのスローガンである「Small Car,  Big Future」とは、直訳すると、「小さな車、大きな未来」となります。活気に満ちた若い世代に支えられて、安定的に経済成長を遂げているベトナムの将来は明るいと感じています。数年後に来るであろう、モータリゼーションを含めたベトナムの更なる飛躍を「大きな未来」と捉えています。その大きな未来に、我々は四輪の小型車両、及び二輪のスポーツバイクで貢献していきたいという強い思いがあります。

3.ベトナムスズキのビジネス哲学についてお教えいただけないでしょうか?

ビジネス哲学とは非常に難しい質問ですね。(笑) ベトナムスズキだけの、ということではありませんが、スズキには社是があり、スズキの哲学に近いものです。

1、消費者の立場になって価値ある製品を作ろう。
2、協力一致清新な会社を建設しよう。
3、自己の向上につとめ、常に意欲的に前進しよう。

常にお客さまの立場になって、というところが一番のポイントだと自分は理解しています。
そして、自分の哲学というか、モットーは、まずやってみる、やってみなけりゃわからない、です。そして早くやってみる、という行動力、スピードを心掛けています。失敗も多々ありますが…。(苦笑)


4.ここ最近の5年間で、ファミリーカーとオートバイのベトナムの消費マーケット状況はどのように変化してきましたか? また、ベトナムスズキ社においては、ベトナム消費者の日々厳しさを増す要求を満たすためにどのような戦略施策を実施されていますか?

四輪乗用車では、2014年から2018年までの5年間で市場が倍増しており、今後も成長することが期待されます。

弊社としましても、お客様のニーズに応えるべく2014年より車を発表して参りました。今年も7人乗りMPV、エルティガのフルモデルチェンジ車を6月に、新型の小型トラックを8月頃にお届けする予定です。いずれも旧型よりも商品性を高めており、お客様のニーズを満たす車両になると期待しています。

ベトナムスズキ

二輪車については、この5年間ではコミューターが中心であることに変わりはありませんが、コミューターセグメントの中でもスクーターの比率が高まっています。多少価格が高くとも、快適性と利便性を求めるお客様が増加していることの証となっています。一方で、まだまだニッチ市場ではありますが、ファンライドを目的とした、嗜好性の高いオートバイの需要も増えつつあります。当社では主にこのカテゴリーでの充実を図り、乗る楽しみをお客様に発信してまいります。


5.ハノイとダナン、ホーチミン市の他、貴社はどの地域を将来性のある場所として選び、新しい代理店の開設を目指しているのでしょうか?

四輪車ではドンナイ省、ビンズオン省、ゲアン省、タインホア省等々、5大都市以外にも有望な市場が多くあり、それらの市場には既に販売代理店を設置しております。

現在、ベトナム全土で37店の販売店網を構築しており、弊社としましては引き続き販売・サービス両輪の向上を図りながら、各市場、地域に愛されるお店作りをしていこうと考えています。

二輪車の大消費地はホーチミンを含むベトナム南部で、当社の重点地域も南部となっていますが、前述のトレンドは、南部以外のハノイを含む北部や地方にも波及しつつあります。現在ベトナム全土で142店の販売店網を構築していますが、当社の販売ネットワークは他社に比べまだまだ脆弱なので、南部以外の地域にも積極的に進出することを考えています。

ベトナムスズキ6.貴社のベトナムでの10年後のモータリゼーション予測をお聞かせいただけませんか。

2030年にはスズキグループとして世界700万台の四輪車販売を目標としています。当然、成長著しいASEAN市場もベトナムを含めて期待されています。

ベトナム市場は可能性こそ高いものの、一方では市場拡大により予見される渋滞等の公共問題に対するインフラの整備が、他のASEAN諸国と比べて遅れています。

スズキとしてはVAMA(ベトナム四輪自工会)、VAMM(ベトナム二輪自工会)と協力して、将来を見越したインフラ整備の重要性と方向性を政府に進言していきたいと考えています。

二輪車について、ベトナムの所得が上昇すれば、二輪車のお客様も四輪車に移行していくものと予測されますが、二輪車の機動性や利便性を支持するお客様は根強く残ると考えます。都市部では、渋滞や大気汚染の深刻化に伴い、二輪車が問題視されていますが、今後は、より排ガスのクリーンなもの、電動二輪車などが求められてゆくと予想されます。ベトナムスズキは、ベトナム市場の要求に沿って、お客様に必要なもの、お客様に喜んでいただけるものを今後も供給してまいります。

ベトナムスズキ

7.女性に相応しいバイク・車のシリーズをお勧めいただけないでしょうか。

四輪車で言えばSWIFTです。エレガントなデザインだけでなく、コンパクトな取り回しと優れた燃費性能といった実用性も兼ね備えており、所有する喜びを体現した車となっています。

二輪車に関しては、前述の通り当社はファンライドを目的とした嗜好性の強いスポーツバイクに注力していますが、ラインアップにはImpulse125やAddress110といったスクーターも備えており、前者はスポーティ―ながらエレガントなデザイン、後者は軽量で扱いやすいという特徴があり、いずれも女性ユーザーにはお勧めです。


8.大野社長のご趣味は何ですか。

体を動かすことが好きです。心掛けていることは、適度な運動、適度な睡眠です。テニスや自転車、ランニング等を趣味としてやっています。ホーチミンは暑いので、短時間でたっぷり汗をかいて、さっと切り上げるようにしています。


9.お車の運転も趣味にありますか。例えば、レーシングカーとかはどうですか。

ベトナムスズキ

車の運転も大好きです。但し、レーシングカーの運転経験はありません。レーシングカーやレースにも興味がありますが、車はどちらかといえば、オフロード車や、SUV車が好きです。ベトナムでは会社のルールで残念ながら運転することができませんが、日本では林道や、進入許可されている河原他を走りました。

他には、バイクの運転も大好きです。ベトナムでもスズキのスクーターに乗っていて、ブンタウまでのツーリングなどを楽しんでいます。


9.身体的や精神的な健康を維持するため、日常的にどのような活動をされているのでしょうか?

心掛けていることは、適度な運動、適度な睡眠です。出勤時間が6時と朝早いので、Weekdayは夜更かししないように努めています。若くないので夜更かしは身体に 堪えます。お酒は強くないので、量を飲まないように心がけていて、モッ、ハイ、バーについていくのが大変です。(笑)


ありがとうございました!


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