もう一度恋する福島

Review    • 2017年12月14日

Text: Phuong Anh, Tuan Nhu/ Photo: Tuan Nhu, PIXTA/ Translator: Inako, Lang Vi

福島を訪ねる際に、私たちがとても懸念していたのが地震や津波のその後の状況、原発事故による放射性物質の状況などです。しかし、驚いたことに、官民あげての不断の努力により奇跡の復興が進んでおり、福島県は国内外からの多くの観光客を魅了しています。とくに、東京都、福島県、栃木県、茨城県を結んだ観光ルートが「ダイヤモンドルート」と名付けられ、たくさんの体験してみたいことがあります。

本州の北部、東北地方の南部に位置する福島は日本で3番目に広い県です。中通り・会津・浜通りの3つの地方に分けられ、エリアごとにさまざまな観光の魅力や雰囲気を楽しむことができます。とくに美しい自然景観に恵まれ、歴史や文化、伝統の情緒が息づく会津には、毎年多くの観光客が訪れています。

福島へ行くには、東京の成田空港から新幹線・車を利用するか、ハノイから福島空港までの直行便で。

おすすめシーズン:一年中楽しいですが、4月中旬~11月下旬は観光客数が最も多い時期です。


鶴ヶ城

日本で最も美しいお城の一つであり、会津の歴史に触れることができる鶴ヶ城。石垣と日本唯一の赤瓦をまとった七層の天守閣、その上のシャチホコの目がダイヤモンドでできているところなどが魅力です。さらに天守閣からは城下町の景色を望むことができ、毎日多くの観光客でにぎわっています。会津の武士道精神を感じるシンボルでもあり、歴史上でも会津戦争の重要な拠点として知られています。とりわけ、白虎隊の隊士たちが鶴ヶ城から煙が上がっているのを見て自刃したという話が感動的です。

また、近くにある会津武家屋敷では時代衣装を着て記念撮影をし、郷士料理を味わうことができます。

鶴ヶ城

春になると、周辺には約 1000 本の桜が咲き誇り、美しい風景を作り出します。 (Photo: PIXTA)

大内宿

福島県西南部の人里離れた山間部に、下野街道を挟んで茅葺屋根が立ち並ぶ、江戸時代から続く大内宿。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、下野街道は福島・鶴ヶ城と栃木・今市を結ぶ重要なルートとなっています。

また、風情あふれる飲食店が立ち並んでおり、ぜひ体験してみたいのが箸代わりに一本ねぎを使ってそばを食べる独特な「ねぎそば」。2月には幻想的な雪まつりが行われるそうですよ。

大内宿
(Photo: PIXTA)

磐梯吾妻スカイライン

平均標高1,350mにあり、山からの壮大な絶景を楽しむことができるのが魅力の一つとなっている磐梯吾妻スカイライン。日本の道100選にも選ばれており、浄土平や吾妻小富士など、8つの人気スポットを巡ることができます。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の「雪の回廊」など、季節毎に自然の美しさを見せてくれるのが、ここ磐梯吾妻スカイラインです。
磐梯吾妻スカイライン

(Photo: PIXTA)


五色沼

1888年、磐梯山の噴火によってできた美しい五色沼。100年以上経った現在は、硫黄などの沈殿物や植物・藻により様々な色彩を見せ、時間・季節により刻々と色を変えることで知られます。
五色沼

(Photo: Tuan Nhu)

五色沼と周辺の湖沼を結ぶ脇道があり、そこからは太陽の光によって緑、赤、青など変わりゆく湖の色合いを感じることができます。また、貸ボートが営業されており、のんびりと水上からの鑑賞を楽しむのもおすすめ。

五色沼と周辺の湖沼を結ぶ脇道
(Photo: Tuan Nhu)

猪苗代湖

会津の絶景スポットといったら、磐梯山に加えて一度訪れてみたいのが猪苗代湖。松林に囲まれた真っ白な浜では自然を満喫できます。夏にはボートやウィンドサーフィンといったマリンスポーツを楽しむことができ、冬は白鳥の飛来地として多くの観光客の人気を集めています。
猪苗代湖

(Photo: PIXTA)


「アクアマリンふくしま」

福島県いわき市にあるふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は自然に近い状態で様々な海洋動物を飼育しています。
2階から4階の高さにかけてある2つの巨大な水槽は、福島の海の大きな特徴である太平洋の生態系を再現しています。そこでは、泳いでいる魚の群れ、タコ、サメなどを頭の上、あるいは隣で楽しみながら観察できます。
アクアマリンふくしま
(Photo: Tuan Nhu)
アクアマリンふくしま

(Photo: Tuan Nhu)


猪苗代リゾートスキー場

急な斜面、緩やかな斜面、長いコースなど様々な地形を生かした、17のスキーコースがある猪苗代リゾートスキー場は、冬のスキー愛好家にとって魅力的な場所です。
ここは、まわりを磐梯山や猪苗代湖に囲まれ「雪天国」とも呼ばれています。秋は雪を見るのことはほとんどできませんが、ケーブルカーで丘の紅葉を見ることができます。
猪苗代リゾートスキー場

(Photo: PIXTA)


ほまれ酒造

会津ほまれは4000平方メートル以上の広大な面積をもつ、東北地方で一番おいしい酒造りをする酒蔵の一つです。ここで、醸造の過程を見学した後、10種類以上の高級で新鮮なお酒を楽しむことができます。伝統的な日本庭園も会津ほまれの魅力の一つです。
ほまれ酒造

(Photo: Tuan Nhu)


フルーツルート

福島を訪れた際に欠かせないのは、果物狩りを楽しむことです。吾妻山のふもとに沿った道路は、両側にリンゴ、モモ、ブドウ、洋ナシ、トマトなど多くの果樹園があり「フルーツルート」という有名な通りです。お勧めのスポットはMarusei Orchard(リンゴ、イチゴなど高級な果物が栽培されている果樹園)とイワキワンダーファーム (Iwaki Wonder Farm)トマト農場です。
イワキワンダーファームトマト農場

イワキワンダーファームトマト農場 (Photo: Tuan Nhu)


スパリゾートハワイアンズ

ハワイアンスタイルの温泉スパであるスパリゾートハワイアンズは家族と一緒にお越しの方に最適です。いわき湯本温泉から湧き出す温泉、巨大な屋内外のウォーターパーク、そしてプロのダンサーによるホットフラの踊りが、ここの魅力です。
スパリゾートハワイアンズ

(Photo: Tuan Nhu)


会津芦ノ牧温泉

会津芦ノ牧温泉は、猪苗代湖の西部にあり、多くの樹々に囲まれ、古きよき昔のノスタルジックな雰囲気に包まれています。ここの露天風呂では、ロマンチックな涼しげな緑の風景を眺めることができます。会津芦ノ牧温泉は動脈硬化症、慢性皮膚炎、骨痛、関節痛の治療にも役立つ硫酸水に富む温泉です。
会津芦ノ牧温泉
(Photo: PIXTA)


特産物・お土産

喜多方ラーメンと会津そば

喜多方ラーメンは札幌ラーメンや博多ラーメンと並ぶ人気を持つ、喜多方市の名物料理です。このラーメンは、醤油スープ、平らな麺が特徴で、チャーシュとメンマが添えられています。また、会津地方の手打ちそばを試してみるのも忘れないでください。最近は、「会津の香り」という手作りの新しいそばが発売されました。強いコシのある麺が特徴の、ほのかな甘い香りのそばです。


高級なお酒

福島県のお酒は、地元の選りすぐりの米や果物から作られています。福島県の酒蔵では、高級な日本酒や果実酒を購入することができます。ストロベリー、ブドウ、レモン、リンゴなどの果実酒は、魅力的な心地よい香りがする女性に人気の商品です。


福島県は、桃の生産量が全国第2位です。熟した果実はそのままかぶりつくのも絶品ですが、ドライフルーツやゼリーなどのさまざまな種類の加工品もあります。

(Photo: Tuan Nhu)


ぶどう

福島県にはたくさんの種類のブドウがありますが、その中でも有名なものが、巨峰(Kyoho)と高尾(Takao)です。また、あずましぶきという新しい品種のブドウも最近注目されています。あずましぶきブドウは大きく、甘くて、巨峰に比べてより柔らかい種なしブドウの一種です。


リンゴ

福島では昔からリンゴを栽培してきましたが、温かい気候のため他の地域よりも早い8月下旬に収穫することができます。


お米

福島はお米の産地としても有名です。福島米は一粒が大きく、炊き上がりは白く甘みがあり、とてもふっくらしています。


赤べこー会津地方の郷土玩具

会津の伝統的なおもちゃといえば、赤べこです。赤べこには、病気を追い払い子どもたちに健康をもたらすという言い伝えがあります。

(Photo: Tuan Nhu)


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