山と海の神秘に出会う旅・富山

山と海の神秘に出会う旅・富山

山と海の神秘に出会う旅・富山

海と山に囲まれた富山。立山連峰と呼ばれる山々の連なりが、街の美しい背景を作り出している。夏でも雪が残る、白くて壮大な山々が街を見守っているような、そんな情景だ。そして、魚介類の宝庫である富山湾からは、新鮮な海の幸がどっさりと届く。雄大な自然が織り成す美しい風景の中で、海の恵みに舌鼓。おなかも心も満たされる、贅沢な旅にあなたをいざなってくれる。


富山

富山県の位置 (Photo: Kilala)

呉羽山から臨む立山連峰と富山の街並み

呉羽山から臨む立山連峰と富山の街並み (Photo: ©Toyama Prefecture)
アルペンルート観光の拠点となる室堂
アルペンルート観光の拠点となる、室堂。手軽な散策も本格登山も楽しめる (Photo: ©Toyama Prefecture)
トロッコ
味のあるトロッコに乗って、大自然を満喫 (Photo: ©Toyama Prefecture)
富山の県の鳥に指定されている雷鳥
富山の県の鳥に指定されている雷鳥 (Photo: Pixta)

「北陸新幹線」開業!

2015年3月14日、東京と北陸地方を結ぶ新幹線が開業した。終点の金沢〜東京間は2時間28分、富山〜東京間は2時間8分で運転する。日本には各地方を結ぶ新幹線がいくつもあるが、東京から長野を通り北陸に到着する、初めての直通陸路となり、旅行者や出張者にとっては待望の開通となった。新型車両「W7系」のデザインを手がけたのは、「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として話題となった、工業デザイナーの奥山清行氏。「和の未来」を表現し、和の伝統美と最新技術が融合した最先端デザインの車両が、旅をグッと快適にしてくれる。

北陸新幹線

北陸新幹線の路線図

北陸新幹線の路線図 (Photo: Kilala)

アルペンルート

富山に行ったらぜひ体験したいのが、大自然の迫力を体感できる「立山黒部アルペンルート」。富山県側の立山駅から、長野県側の扇沢駅までをつなぐ、ダイナミックな山岳ルートだ。直線距離は25km足らずながら、標高差はおよそ2000mにも及び、バスやロープウェイ、ケーブルカーなどに乗り換えながら進んでいく。宿泊コースや日帰りコースなど、旅の予定に合わせてプランを組むことができるので、時間が許す限り目一杯満喫したい。

立山黒部アルペンルート

秋色に染まるアルペンルート (Photo: ©Toyama Prefecture)

黒部ダム

アルペンルートの途中、富山県と長野県のほぼ県境にあるのが、日本最大級の規模を誇る黒部ダム。戦後の日本の急速な経済復興に必要な電力を供給するために、7年もの年月をかけて建設された。1秒間に10t以上の水を放水する「観光放水」は圧巻。今年のダム観光期間は16/4〜30/11、放水期間は26/6〜15/10。

観光放水

1秒間に10t以上の水を放水する「観光放水」 (Photo: ©Toyama Prefecture)

雪の大谷

4月中旬〜6月中旬頃にかけての限られた時期に出現する「雪の大谷」は、世界中から観光客が訪れる、アルペンルートの中でも人気のスポット。冬にどっさりと降り積もった雪を、ブルドーザーで除雪して作られる、高さ20m近くになる雪の壁だ。壁がそびえ立つ500mほどの区間は、夏でもひんやりとした空気が漂う。巨大な白い壁のそばに立ち、自然の偉大さを肌で感じよう。

雪の大谷

(Photo: ©Toyama Prefecture)

黒部峡谷

「黒部峡谷」という、富山が誇る秘境がある。全長86km、標高差3000mの黒部川が造り出した険しいVの形の谷は、日本一の深さを誇る。そこを走る、小さなトロッコ電車。力強い崖肌、きらめく川面、スリルのあるトンネル、山と山をつなぐ橋…窓がない吹き抜けのトロッコに乗り、41のトンネルと22の橋を越える。たくさんの新鮮な景色を目にしながら、20.1kmの距離をゆく。そこにあるのは、ほとんど人が踏み入ってこなかった、手つかずの大自然。10〜11月頃になれば、鮮やかな紅葉が見頃を迎える。目に飛び込んでくる圧巻の絶景は、きっとあなたの記憶に刻み込まれる。

黒部峡谷

(Photo: ©Toyama Prefecture)

宇奈月温泉

トロッコ電車の「宇奈月温泉駅」を降りてすぐ。黒部峡谷にある宇奈月温泉は、開業して90年以上経つ歴史ある温泉街。黒部川の清流さながらの美しい透明のお湯で、デトックス効果や保湿効果などがある美肌の湯としても知られている。温泉街には、ゆったり散歩ができる遊歩道や、峡谷の美しさを一望できる展望台、黒部について深く知るための記念館、おみやげ屋さんなどがあり、散策も楽しい。
宇奈月温泉
(Photo: ©Toyama Prefecture)

五箇山

富山県南西部に位置する五箇山地方。タイムスリップしたのかと錯覚するような、昔ながらの農村風景が広がり、伝統的な「合掌造り」の家が建ち並ぶ。この中の相倉集落と菅沼集落が、岐阜県・白川郷萩町集落とともに、1995年に世界文化遺産に登録された。この合掌造りの家には宿泊することもでき、世界遺産に泊まるという貴重な体験もできる。

さらに、五箇山は「民謡の宝庫」ともいわれ、日本最古の民謡とされる「こきりこ」や「麦屋節」などの数々の民謡が受け継がれている。また、伝統的な手漉き和紙の里としても知られ、和紙作り体験や、かわいい和紙小物のおみやげを買うこともできる。さまざまな伝統に出合える場所だ。

▼五箇山・白川郷の合掌造り集落はこちらでも特集しています。

五箇山

白川郷の合掌造り集落 (Photo: ©Toyama Prefecture)

こきりこ祭り

秋に行われる伝統の「こきりこ祭り」 (Photo: ©Toyama Prefecture)

和紙製品

伝統を活かしながらも、モダンな和紙製品も生まれている (Photo: ©Five)

富山湾の恵み

富山県の前に広がる海・富山湾。海底が入り組んだ谷のようになっているおかげで、「天然のいけす」と呼ばれるほどたくさんの魚介類が水揚げされる。立山連峰から流れ込む養分たっぷりの水がおいしい魚介類を育み、漁場から港までの距離が近いので、とれたてのおいしさを味わうことができる。中でもイチオシは、白えびとホタルイカ。新鮮なことを、富山弁で「キトキト」という。キトキトの海の恵みを、思う存分堪能しよう。

そんな富山湾の、大漁と海の安全を願って行われる祭が「たてもん祭り」。たくさんのちょうちんを吊るした、重さ5tにもなる大きな柱を引き回す、魚津市で300年以上続く伝統行事。毎年8月の第1金曜日、土曜日に開催している。

富山湾

富山湾 (Photo: ©Toyama Prefecture)

たてもん祭り

たてもん祭りは、豪快で美しい夏の風物詩 (Photo: ©Toyama Prefecture)

ホタルイカの身投げ

「ホタルイカの身投げ」と呼ばれる、春を告げる風景 (Photo: ©Toyama Prefecture)

富山名物

たくさんの海の幸を始めとする、絶品グルメが目白押し。おいしすぎる富山名物でおなかも心も幸せ!

富山湾鮨

富山湾の新鮮な海の幸を使った寿司は格別。富山の美しい水と肥沃な土で育ったお米のおいしさもセットで味わって。

富山湾鮨

(Photo: ©Toyama Prefecture)

ほたるいか

春の富山湾は、産卵のためにやってきたホタルイカが青白く光り、神秘的な風景になる。小さくて身はプリプリ、刺身やボイルがおいしい。

ほたるいか

(Photo: ©Toyama Prefecture)

白えび

透き通った身体がキラキラと輝く様から、「富山湾の宝石」といわれている。香り高く、濃厚な味わい。刺身やかき揚げなどが絶品。

白えび

(Photo: ©Toyama Prefecture)

ぶり

12〜2月に旬を迎えるぶりは、寒いぶりと書いて「寒ブリ」と呼ばれる。脂がのって締まった身は、口の中でとろけるよう。

ぶり

(Photo: ©Toyama Prefecture)

紅ずわい蟹

毎年9月1日に漁が解禁になり、その鮮やかな紅色とともに富山に秋を運んでくる。やわらかく肉厚な身と、濃厚な甲羅の味噌がたまらない。

紅ずわい蟹

(Photo: ©Toyama Prefecture)

ます寿司

鱒という魚を酢で味付けし、ぎゅっと押し固めて寿司にした富山の郷土料理。列車の中で食べる「駅弁」としても大人気。

ます寿司

(Photo: ©Toyama Prefecture)

富山ブラック

うまみたっぷりの「黒醤油」を使った、黒いスープが特徴的な富山のご当地ラーメン。味が濃いので、白米といっしょに食べる人も多い。

富山ブラック

(Photo: ©Toyama Prefecture)

地酒

おいしい米と、清らかな水がある富山は、地酒の名所としても有名。富山湾の新鮮な海の幸がこの上なくお酒に合い、ついつい飲み過ぎてしまいそう。

地酒

(Photo: ©Toyama Prefecture)

SENDA MAYU/ kilala.vn

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